第二世代のSEの需要

iPhone SE(第二世代)が発売された2020年の4月は、世界で新型コロナウイルスの騒動が最も過激になっていた時期です。iPhone SE(第二世代)の発売は、当初は3月予定だったのですが、この影響で一ヶ月ほどズレこんだ結果となりました。

iPhone SE(第二世代)は、近年のiPhoneに見られる高級化路線から逸脱した普及しやすい価格帯をターゲットにしたコストパフォーマンス重視のモデルになります。 iPhone 6の時代から始まった4.7インチディスプレイを採用し、決して画面は大きくはないけれど、非常に持ちやすく使いやすいサイズとなっています。年配の方や手の小さな女性の方などでも不自由なく使用できるサイズです。

iPhone SE(第二世代)は、iPhone SE(第一世代)の買い替え需要を狙ったモデルと思われていましたが、それよりも初めてスマートフォンを持つ年配の方からの需要も高くなっており、急激に高齢のユーザーが増えた結果となりました。よくわからない格安Androidスマートフォンは教えられないけど、iPhoneだったら教えられるといった家族からの後押しや、新型コロナウイルスで里帰りできない娘さんやお孫さんとのテレビ電話などで使用するなど、iPhone需要の高まりも購入する切っ掛けとなりました。