iPhoneの初代モデルを購入できなかった日本人は、次のモデルの発売を今や遅しと待ち焦がれていました。日本で初めてiPhoneが発売されることになったのは、2008年7月11日に発売されたiPhone 3Gモデルからです。発売日のおよそ二か月前の2008年6月9日に発表された時には、マスコミを含め多くの日本人が大きな声をあげ喜びました。
iPhone 3Gが発売された当初は、スマートフォンといっても、まだまだ使いにくいモデルが多く、ブラックベリーなどのスマートフォンを使っているのはビジネスマンだけで、一般ユーザーの多くはガラケーを愛用していた時代です。そんな時代にようやく全く新しいタイプの次世代の携帯電話と思われるモデルが登場したのですから、その熱狂はすさまじいものとなりました。
iPhone 3Gの発売日には、アメリカでの初代iPhoneの発売日の行列をはるかに超える1500人以上が並びました。この行列には、数日前から徹夜で並んでいる方も少なくなく、ニュース番組などで度々紹介されることとなりました。iPhone 3Gの価格は、現在のiPhoneと比較してもかなりリーズナブルで8GBモデルが23,040円、16GBモデルが34,560円とどなたにも入手しやすい価格帯となっていました。